ビジネスの前に 一人の人格者でありたい。

入社への不安はなかったですか?

収入UPのために不動産業界に転職しようと決めたのですが、正直なところ当初は不動産業界に対してネガティブなイメージを持っていました。ノルマや売上目標を追うのは企業として当然なのですが、どこか意義を感じられなかったんです。そんなときに麻布グリップを知り、50年近く地域に根差してきた実績や、新事業を立ち上げるタイミングということもあって、門をたたいてみました。面接の中で、世の中にためになる新ビジネスを目指していることや、厳しさの中にも優しさがある社風に惹かれたのが入社の決め手になりました。その時はもう不安はありませんでしたね。

なぜ麻布グリップで成長できたと思いますか?

実は上司から営業テクニックのようなことはほぼ教えられていないんです。利益を上げる手法というよりも、いかにお客様のためを考えられるか。その一点を向いた教育を受けてきました。相手の気持ちのくみ取り方や、自分の言動を客観的にとらえる力などですね。こういった力は仕事に限らず実生活でも役立ちますし、どこでも活かせる人間力のようなものです。麻布グリップが育てているのは“利益を上げられる人”ではなく“一人の人格者”なんです。今は私が教育をする立場ですが、入社する仲間は「家族」だと思って接しています。ありがちな表現かもしれませんが、それだけの覚悟を持っているということです。間違っていることは徹底的に指摘しますし、愛情はそれ以上にかけます。私もそうやって育てられてきたからです。

新しい仲間へのメッセージ

時代と共にビジネス環境は変わりますが、人と人の信頼関係は不変のものです。相手の気持ちを理解できる人、信頼関係を築ける人は商品や環境が変わっても何処でも活躍できます。仲間にはそんな人になってもらいですし、豊かな人生を送ってもらいたいと思っています。

東海林 祥浩(Yoshihiro Toukairin)
前職:アパレル販売

私の実績

そのご依頼は群馬県で農家を営んでいる老夫婦からでした。息子さんは都内で働きながら不動産投資をしていましたが病に倒れ、後遺症が残ってしまったのです。職を失った後も、人知れず返済は続き、負債の連絡がご両親に届いたことで初めて、息子の不動産投資を知ったのでした。息子さんの身辺を調べてみるとあることがわかりました。後遺症が残ったにもかかわらず、生命保険会社に保険申請がされていなかったのです。私は老夫婦に代わり、医師に診断書の記入依頼や、保険会社への申請を行いました。その結果、返済できるだけの保険金がおり、無事に問題解決できたのです。その後息子さんは少しずつ歩けるようになり、簡単な会話を交わせるまでに回復。今では私の訪問を笑顔で迎えてくれるようになりました。この仕事は単なるビジネスではなく、お客様の人生にかかわる仕事です。だからこそ私たちは必死で向き合います。得られるのは利益以上のもの。それは人としての「徳」なのかもしれません。